たんぱく質|栄養素 |
|
ビタミン|栄養素116 > 栄養素の基礎知識一覧 > たんぱく質 たんぱく質とはたんぱく質は、私達の体を構成する材料で、なくてはならない栄養素です。元々の語源は、プロテイン(英語)、プロテオス(ギリシャ語)で、「第一のもの」とか「チャンピオン」という意味があります。 たんぱく質は、体の筋肉や内蔵、皮膚、髪などの材料だけでなく、免疫の抗体、酵素、血液、ホルモンなどの材料にもなっています。 私達は、たんぱく質なしでは体を維持することが出来ないため、バランスよく食べ物から摂る必要があります。 例えば、脳の活動が不十分になり、判断力や記憶力が低下したり、あるいは、体力が落ちて病気に対する抵抗力が、低下してしまいます。 たんぱく質の多くは、ビタミンや酵素の働きで、体を作る材料に使われますが、その一部はエネルギー源としても、利用されることがあります。 このたんぱく質のエネルギーは、1gあたり約4kcalで、糖質(炭水化物)と同じです。(脂質は1gあたり約9kcal) アミノ酸が多数つながったもの一口にたんぱく質といっても、実はアミノ酸がいくつも結合したもので、その数は数十から多いもので、数百以上のものもあります。 たんぱく質を構成している、アミノ酸は全部で20種類あり、それがいろいろ組み合わさって、たんぱく質になっています。アミノ酸の組み合わせ(配列)の違いによって、たんぱく質の性質が違ってきます。 たんぱく質そのものは、巨大な分子なので、そのままでは大きすぎて、体に吸収されません。 そこで、胃から小腸で消化される間に、アミノ酸に細かく分解され、小腸で吸収されることになります。 小腸で吸収されたアミノ酸は、一度肝臓に運ばれ、そこから血液を通して体中に運ばれます。 その後、体の組織によって、必要とされるたんぱく質に、新しく作り直される仕組みになっています。 なお食品から、たんぱく質を摂りすぎた場合、余分なたんぱく質は、アミノ酸のまま貯蔵されることはなく、脂肪として貯えられます。 たんぱく質といえども、たくさん摂りすぎると肥満の原因になるので、注意しましょう。 また、たんぱく質を効率よく使うには、ビタミンB6、ナイアシン(ビタミンB群)、パントテン酸(ビタミンB群)などが必要になります。 ◇栄養素の基礎知識 コンテンツ一覧 |
|
Copyrights (c) 2009 ビタミン|栄養素116 |