アトピー性皮膚炎

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効果的な栄養、ビタミン

ビタミンB6

ビタミンB6は、体内にたんぱく質を供給して、皮膚の代謝を高める働きがある栄養素です。

このため、皮膚の再生や修復が活発になり、アトピー性皮膚炎にも効果があります。もちろん、通常の湿疹や肌荒れに悩む人にも効果があります。

ビタミンB6は、マグロの赤身、サンマの開き、カツオ、にしん、牛レバー、バナナなどに多く含まれています。

<関連ページ>
ビタミンB6の働き・作用  ・ビタミンB6が多い食品・食材
ビタミンB6の1日の摂取量  ・ビタミンB6の欠乏・不足
ビタミンB6の過剰摂取

ビタミンC

ビタミンCは、アレルギーを起こす「ヒスタミン」と呼ばれる物質ができるのを、防ぐ効果があります。

また、コラーゲンが体内で作られるときに必要な栄養素で、ハリやツヤのある皮膚を作り、アトピー性皮膚炎を抑える効果があります。

ビタミンCは、アセロラ、柿、キウイ、いちごなどの果物や、ピーマン、ブロッコリー、カリフラワーなどの野菜に多く含まれています。

<関連ページ>
ビタミンCの働き・作用  ・ビタミンCが多い食品・食材
ビタミンCの1日の摂取量  ・ビタミンCの欠乏・不足

EPA、DHA

この2つの栄養素は、脂質(脂肪酸)の仲間で、体内ではほとんど合成されません。最近になって、アトピー性皮膚炎の人がEPAやDHAを適量摂取すると、アレルギー症状が、改善されることがわかってきました。

EPA(エイコサペンタエン酸)は、主にマイワシ、サバ、ブリ、サンマなどに多く含まれ、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、アンコウの肝、サバ、ブリ、スルメイカなどに多く含まれています。

アトピー性皮膚炎の基礎知識

原因

アトピー性皮膚炎とは、ホコリやカビ、ペットの毛、あるいは、ある特定の食べ物に過剰に反応して、皮膚炎を起こした状態をいいます。

人間の体には、外部からホコリやカビなどの異物が侵入してくると、これを排除して体を守る免疫機能があります。

例えば、インフルエンザのウイルスが体に侵入すると、白血球(リンパ球)の活動が活発になり、ウイルスに対抗するために「抗体」を作ります。この抗体がウイルスに吸着して、ウイルスを退治する仕組みになっています。

アトピー性皮膚炎の場合は、ホコリやカビ、特定の食品に対しても、必要以上に反応して抗体を作り、ウイルスと同じように退治しようとします。

このとき、体内の細胞から「ヒスタミン」という刺激物が分泌され、これがアレルギーが起こる原因になっています。

わかりやすくいうと、免疫機能が敏感に反応し過ぎたために起こるのが、アトピー性皮膚炎といえるのです。

このため、ビタミンB6やビタミンCを十分に摂っただけでは、効果がないケースがあります。

改善、解消

アトピー性皮膚炎は、眼や口、耳、額、首まわり、手足の関節などのデリケートな部分に湿疹ができて、ひどいかゆみが起こります。

比較的症状が軽い場合は、
  ・ビタミンB6、ビタミンC、EPA、DHAを十分摂る
  ・アレルギーの原因となる、ホコリやダニなどを吸わないように注意する
  ・甘い食べ物や油分が多い食べ物を控える
  ・衣服の患部への刺激を避ける
などによって、症状はある程度改善されます。

しかし、がまんできないほどの強いかゆみがある場合は、専門医に相談して適切な治療を、受けることが必要です。

ステロイド系の薬は、アレルギー症状を抑える働きがあり効果的ですが、強い刺激もあるので、気をつけたいものです。

なおアトピー性皮膚炎は、年令や体質によって差があり、大人になるとアレルギー症状がなくなったり、軽くなる場合もあり、個人差があります。






◇病気の症状解消_栄養・ビタミン
便秘
生理痛・生理不順
高血圧
歯周病
神経痛
動脈硬化

骨粗鬆症
高脂血症
不眠症
認知症、物忘れ
・アトピー性皮膚炎
貧血
低血圧
口内炎、口角炎
不妊症
糖尿病

◇悩み解消_栄養・ビタミン
疲労感、だるさ
冷え性
眼の疲れ、ドライアイ
風邪
スポーツ、運動
ダイエット
ストレス
しみ、そばかす
肩こり
頻尿(トイレが近い)
精力の減退
お酒を多く飲む(飲酒)
食欲不振
頭痛、片頭痛
肌荒れ、にきび
むくみ
薄毛、脱毛
集中力をつける
タバコ(喫煙)
下痢