高血圧

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効果的な栄養

カリウム

カリウムは、高血圧の主な原因である、ナトリウム(塩分)が体内に多くなると、体の外に排出する働きがあります。このため、血圧を正常に保つ効果があります。

カリウムは、昆布や大豆、大和芋、さつま芋、アボガド、バナナなどに多く含まれています。

水に溶けやすい性質があるので、調理で出てくる汁も、一緒に食べるのが良い方法です。

たとえ多く摂取しても過剰症はありませんが、腎臓に障害があるときは悪影響があるので、医師に相談の上、食生活を見直しましょう。

DHA(ドコサヘキサエン酸)

サバ、ブリ、マグロなどの魚介類に、多く含まれる栄養素です。
正式には「n-3系 不飽和脂肪酸」という、普段ほとんど聞いたことのない名称がついています。

体内で合成されることはほとんどなく、食べ物やサプリメントからの摂取となります。DHAは、血液中の悪玉コレステロールや、中性脂肪を減らすので、動脈硬化を予防して高血圧になるのを、防ぐ効果があります。

EPA(エイコサペンタエン酸)

EPAは、サンマ、イワシ、サバ、アジなどの青魚に多く含まれる栄養素で、DHAと同じ仲間の脂肪酸です。体内で合成されることはほとんどなく、食べ物やサプリメントからの摂取となります。

EPAは、血液をサラサラにして、血管内で血栓(血のかたまり)ができるのを防ぎ、心筋こうそくや脳血栓、狭心症などのリスクを、減らす効果があります。

またDHAと同じく、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、動脈硬化の予防にもなります。

基礎知識

高血圧について

高血圧になると動脈に余分な圧力がかかり、血管の壁が傷ついたり消耗したりして、動脈硬化になりやすくなります。

もし高血圧の状態が長く続くと、硬くなった血管が破れて、出血することもあります。

このため、高血圧を放置しておくと心臓病や脳卒中、肝臓病など様々な病気を引き起こす原因になります。

高血圧の原因には、肥満、過度な喫煙、飲酒、塩分の摂りすぎなどがありますが、一番多いのは塩分(ナトリウム)の、摂りすぎによるものです。

成人の場合、1日の塩分の摂取量は、7g以下が目安ですが、味の濃い食事を摂ると、7gはすぐにオーバーしてしまうので、注意が必要です。

例えば、ラーメン1杯(スープを含む)で約5g、みそ汁1杯で約1.5gになり、これだけですでに約6.5gになります。

最近の食生活では、知らないうちに塩分を摂りすぎることが多いので、血圧が高い人は、塩分を意識的に控えることを、忘れないようにしたいものです。
もちろん、肥満やタバコ、お酒も十分気をつけましょう。

高血圧の基準

心臓から送り出される血液は、動脈を経由して全身に送られます。このとき、動脈の壁にかかる圧力が血圧です。

血圧は、心臓が血液を送り出すときに最大になり、逆に血液を吸い込むときに最小になります。これをそれぞれ、最大血圧(上の血圧)、最小血圧(下の血圧)と呼んでいます。

高血圧は、最大血圧と最小血圧の両方が、基準を超えている場合だけでなく、どちらか一方だけが基準を超えている場合も、高血圧と診断されています。

(血圧は、測定する日時によって違いがあるので、複数回、定期的に測るのが一般的です。)

高血圧の程度の基準は、下表のように3段階に、区分されています。

<高血圧の区分> 単位:mmHg(ミリメートル水銀柱)
高血圧の程度 最小血圧 最大血圧
軽度 90〜100 140〜160
中度 100〜110 160〜180
重度 110以上 180以上

*重度に近づくほど、高血圧による様々な病気のリスクが高くなります。






◇病気の症状解消_栄養・ビタミン
便秘
生理痛・生理不順
・高血圧
歯周病
神経痛
動脈硬化

骨粗鬆症
高脂血症
不眠症
認知症、物忘れ
アトピー性皮膚炎
貧血
低血圧
口内炎、口角炎
不妊症
糖尿病

◇悩み解消_栄養・ビタミン
疲労感、だるさ
冷え性
眼の疲れ、ドライアイ
風邪
スポーツ、運動
ダイエット
ストレス
しみ、そばかす
肩こり
頻尿(トイレが近い)
精力の減退
お酒を多く飲む(飲酒)
食欲不振
頭痛、片頭痛
肌荒れ、にきび
むくみ
薄毛、脱毛
集中力をつける
タバコ(喫煙)
下痢