パセリ_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

パセリはハーブの一種で、料理のつけあわせや、ブーケガルニ、スープの香りづけなど、幅広く使われている野菜です。

パセリの栄養の特徴としては、βカロテン(ビタミンA)とビタミンCが非常に多いことで、その他に、ビタミンE、ビタミンB群、ミネラルも多く含まれています。

まず、βカロテン(ビタミンA)は、人参にはおよびませんが、野菜の中ではかなり上位の含有量です。

βカロテンの効能は、粘膜や皮膚の健康を保ち、外部からのウィルスや細菌の侵入を防いで、抵抗力のある体を作ります。

また、光を感じる「ロドプシン」という物質の材料で、眼の機能を守り暗い所で視力が落ちる、夜盲症(とりめ)を予防します。

その他にも、βカロテンには、免疫力を高めてガンの発生を抑えたり、心臓病や動脈硬化を、予防する効能もあります。

パセリのビタミンCはβカロテンと同じく、ガン予防の効能をはじめ、コラーゲンの合成を助けて丈夫な皮膚や組織を作ったり、肌のメラニン色素を減らす美白効果などがある栄養です。

*パセリには「アピオール」という栄養成分も含まれていて、腸内の有害な悪玉菌を退治するので、食中毒や口臭の予防、食欲増進の効能もあります。

注意点

パセリには、発ガン物質が含まれていますが、パセリに含まれるビタミンCやビタミンEなどの栄養の働きによって、発ガンの心配はありません。

パセリの旬

1年中、店頭で販売されていますが、栄養が豊富でおいしい季節は、5月〜6月の春先です。

パセリ_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 44kcal
・ビタミンC 120mg
・ビタミンB1 0.12mg
・葉酸(ビタミンB群) 220μg
・カルシウム 290mg
・βカロテン(ビタミンA) 7400μg
・ビタミンE 4.2mg
・ビタミンB2 0.24mg
・カリウム 1000mg
・食物繊維 6.8g

*上記の数値は、生パセリの栄養の含有量です。

上手な摂り方

生のパセリは、独特の香りや味があるため、サラダや料理の付け合せにすると、ほとんど食べることがないと思います。

せっかくの栄養豊富な野菜ですから、細かく刻んでスープに入れたり、料理にふりかけて使うなど工夫するとよいでしょう。ちなみにパセリの香り成分は、バターの臭いを消す効果があります。

保存方法

パセリは乾燥に弱い野菜なので、冷蔵庫で保存するのがよいでしょう。短期保存するときは、軽く水洗いしてよく水を切って保存袋に入れ、野菜庫で保存すれば、栄養、ビタミンはあまり失われません。

長期保存したいときは、みじん切りにして保存袋に入れ、冷凍庫で凍らせておけば、長持ちします。






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