れんこん_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

れんこんは、正月のおせち料理に使われる食品として、よく知られている野菜です。

れんこんに多く含まれている栄養は、でんぷん(たんぱく質)がありますが、意外にもビタミンCも豊富です。その他には、鉄分やムチンなども多く含まれています。

ビタミンCは、コラーゲンを合成するときに必要な栄養で、全身の細胞の結合をしっかりして、丈夫な体を作る栄養成分です。

また、体に有害な活性酸素を分解して、免疫力を高めてガンや生活習慣病を予防する効能があります。

ストレスがある時に、これに対抗する抗ストレスホルモンを作ったり、シミやそばかすの原因である、メラニン色素を減らす効能もあります。

このビタミンCは、いくつかあるビタミンの中でも、体に有益な働き、効能が多い栄養成分です。

一般的にビタミンCは熱に弱く、加熱調理すると減少率が大きいのですが、れんこんに含まれているビタミンCは、れんこんのでんぷんによって熱から守られています。

このため、ビタミンCが多い他の食品を、加熱調理したときに比べ、減少率が小さくなっています。

鉄分は、赤血球のヘモグロビンの材料となるミネラルで、貧血予防の効能があります。

貧血予防には鉄分の他に、ビタミンB6、B12、葉酸(ビタミンB群)が必要ですが、残念ながられんこんには、この3つのビタミンはあまり含まれていません。

ムチンは、最近注目されているポリフェノールの一種で、ビタミンCと同じく活性酸素を、分解する働きがある栄養成分です。

活性酸素を減らすことによって、老化、生活習慣病、ガンなどの予防効果が期待できます。

れんこんの旬

1年中、店頭で販売されていますが、やはり一番おいしくて栄養が多いシーズンは、11月〜3月の寒い時期です。

れんこん_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 66kcal
・鉄分 0.5mg
・葉酸(ビタミンB群) 14μg
・ビタミンC 48mg
・カリウム 440mg
・食物繊維 2g

*上記の数値は、生のれんこんの栄養の含有量です。

上手な摂り方

上記にも書きましたが、れんこんに含まれるビタミンCは、でんぷんに守られて加熱調理による減少が小さいため、炒め物や煮物にも向いています。

れんこんは切り口が空気にさらされると、変色して鮮度が落ちますが、酢水に切り口をつけておくと、栄養、鮮度が落ちにくくなります。

保存方法

湿らせた新聞紙で包んで、保存袋に入れて、冷蔵庫に入れておきます。切ったまま保存するときは、空気に触れないようしっかりラップしておきます。
れんこんは、冷凍保存すると味が落ちるので、避けたほうがよいでしょう。






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