キウイ_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

キウイは、フルーツの中でも特にビタミンCを豊富に含んでいて、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンB6やカリウム、カルシウムなどの栄養成分も、多くなっています。

またキウイには、たんぱく質を分解する酵素(アクチニジン)が含まれ、消化を助ける働きがあります。

たんぱく質の多い肉類や豆類をたくさん食べたときは、食後にキウイを食べると消化が良くなります。

キウイに一番多い栄養であるビタミンCは、100g(1個)あたり69mgもあり、キウイ1個半で、1日に必要なビタミンCを摂ることができます。(成人の男女が1日に必要な量は100mg。)

ビタミンCの効能には、コラーゲンを合成して、皮膚や骨、血管などの組織を丈夫にする以外にも、ストレスに負けないように抗ストレスホルモンを作る、免疫力を高めて風邪やガンを予防、メラニン色素を分解して、肌を美しくするなど、多くの効能があります。

βカロテン(ビタミンA)は、皮膚や粘膜の新陳代謝を活発にして、体の外から病原菌が入ってくるのを防いでいます。

また、βカロテン(ビタミンA)は、網膜にあるロドプシンという光を感じる物質の主成分で、眼の働きを正常に保っています。

ビタミンB6は、たんぱく質の代謝を高めて、体の組織や皮膚の再生を活発にしたり、女性ホルモンの分泌を正常にする働きがあります。

上記のビタミン以外の栄養であるカリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、高血圧や高血圧が原因の心臓病や脳の病気などを予防する効能があります。

カルシウムは、主に骨の材料になる栄養で、不足すると骨そしょう症の原因になります。

注意点

キウイを食べると、吐き気やじんましんが起こる人がいます。これは、食品アレルギーといわれるもので、その人の体質が原因です。(あくまで、体質の問題で、病気ではありません。)

キウイの旬

ほぼ1年中、店頭で販売されていますが、日本国内では、輸入ものと国産ものがあります。輸入キウイは5月〜12月頃、国産キウイは12月〜1月頃が栄養、ビタミンが豊富でおいしい時期です。

キウイ_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 53kcal
・ビタミンC 69mg
・カリウム 290mg
・食物繊維 2.5g
・ビタミンB6 0.12mg
・葉酸(ビタミンB群) 36μg
・カルシウム 33mg

*この数値は、生のキウイの栄養の含有量です。

上手な摂り方

上記でも取り上げましたが、キウイには、たんぱく質分解酵素があるので、食後のデザートとして食べると、消化を助けてくれます。

比較的、保存がきくので未熟なキウイを買ってきて、熟成の具合をみて食べるのもよいでしょう。

保存方法

キウイは、低温保存が可能なので、野菜庫に入れておくとよいでしょう。もし、未熟な状態であれば、常温で保存すれば、熟成が早く進みますし、完熟の状態であれば、野菜庫で保存すれば、鮮度が長持ちします。






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