三大栄養素とは

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栄養素の基本

栄養素は、その種類によっていくつかに分けられますが、その中で、たんぱく質脂質糖質(炭水化物)を、特に三大栄養素と呼んでいます。

私達が健康な体を維持するためには、
 1.体を作る材料
 2.体のエネルギー源
 3.体の代謝(化学変化)の調整
この3つが必ず必要になります。

そのために食べ物を食べ、それを消化吸収して、栄養分を摂っています。

三大栄養素は、毎日食べ物から一定量を摂取する必要があり、主に体を作る材料とエネルギー源になっています。

三大栄養素の働き

1.たんぱく質

たんぱく質は、アミノ酸が多数結合したもので、肉類、大豆製品、卵などに多く含まれる三大栄養素の1つです。一度、アミノ酸に分解されてから、小腸で吸収されます。

主に、筋肉や骨、皮膚、血液など体を作る材料になりますが、ごく一部はエネルギー源や、ビタミンと同じように、体の代謝を調整する機能にも使われます。

たんぱく質を、体の材料やエネルギーに変えるときは、ビタミンB6やナイアシン(ビタミンB群)、パントテン酸(ビタミンB群)などが、大きな役割をしています。

2.脂質

脂質は、バターや植物油、魚介類に含まれる油脂などの、いわゆる「脂」のことをいいます。主に、エネルギー源として使われますが、一部は、体を作る材料としても使われる三大栄養素です。

現代の食生活では、あまり不足することはなく、逆に多く摂りすぎることが多く、生活習慣病や肥満の原因になっています。

脂質を、体の材料やエネルギーに変えるときは、主にビタミンB2やナイアシン(ビタミンB群)、パントテン酸(ビタミンB群)などが必要です。

3.糖質(炭水化物)

糖質は、主食であるご飯やパン類、めん類、いも類などに、多く含まれる三大栄養素で、ほとんどがエネルギー源として使われます。

エネルギー源には他にも、たんぱく質や脂質などの栄養素もありますが、糖質は一番早くエネルギーに、変えることができます。

特に、脳や赤血球のエネルギー源は糖質だけなので、もし糖質が不足すると疲労感や筋肉の減少が起こります。

糖質を、体のエネルギーに変えるときは、主にビタミンB1やナイアシン(ビタミンB群)、ビオチン(ビタミンB群)などが必要です。






◇栄養素の基礎知識 コンテンツ一覧
・三大栄養素とは   ・五大栄養素とは   ・たんぱく質|栄養素
たんぱく質の消化と代謝   ・たんぱく質が多い食品と摂り方
糖質(炭水化物)|栄養素   ・糖質の消化と代謝   ・糖質が多い食品と摂り方
脂質|栄養素   ・脂質が多い食品と摂り方   ・ミネラル|栄養素
食物繊維|栄養素   ・食物繊維の種類   ・食物繊維が多い食品と摂り方