ぶどう_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

ぶどうは、糖質の仲間であるブドウ糖と果糖が、多く含まれているフルーツです。このブドウ糖という名前は、ぶどうに豊富に含まれていることから付けられました。

ぶどうには、この他にビタミンEやビタミンB1、カリウムなどの栄養が含まれていますが、ビタミンについては含有量が少ないのが、残念なところです。

ぶどうの糖質は、体内で短時間でエネルギーに変わるので、疲労回復の効能があり、アスリートの栄養補給としても利用できます。

また、脳のエネルギー源になるのは糖質だけなので、頭脳労働が多い人にも、大切な栄養です。

ぶどうのビタミンEの含有量は多くありませんが、このビタミンEは、体に有害な活性酸素を分解(抗酸化作用)して、老化を防止する効能があります。

また、血液中のコレステロールの酸化を防ぎ、柔軟な血管を維持して、動脈硬化や心筋こうそくを防ぐ効能もあります。

ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養で、ぶどうに含まれる糖質を、効率よく利用できるメリットがあります。

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を体外に排出して、高血圧や心臓病、脳の血管障害などのリスクを減らす栄養成分で、ぶどうには比較的多く含まれています。

そして、ぶどうで有名な栄養には「ポリフェノール」があります。巨峰などの黒赤色のぶどうには、ポリフェノールの仲間である「アントシアニン」が豊富で、ビタミンEと同じように、血管を丈夫にして老化を防止する働きがあります。

また、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを、抑える効能も知られています。

ぶどうの旬

ほとんどのぶどうは、8月〜9月の夏場が栄養、ビタミンが多く、おいしい時期です。品種により、巨峰は8月下旬ごろ、デラウェアは8月〜9月ごろ、ゴールドフィンガーは8月中旬〜9月上旬ごろが旬です。

ぶどう_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 59kcal
・ビタミンE 1.2mg
・カリウム 130mg
・βカロテン(ビタミンA) 21μg
・ビタミンB1 0.04mg

*この数値は、生のぶどうの栄養の含有量です。

上手な摂り方

食べる直前に軽く水洗いして、皮ごと口に入れ、後から皮だけ出すと、ぶどうの栄養、ビタミンを十分摂れます。

保存方法

洗わないでそのまま保存袋に入れて、野菜庫で保存するのがよいでしょう。ぶどうの房を軸から取ってしまうと、鮮度が落ちやすくなります。






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