トマト_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

トマトには、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンC、E、B群などの栄養が豊富に含まれ、その上、カロリーが低い野菜です。このため、肥満気味の人や、糖尿病、高血圧で悩む人にも、おすすめの食品です。

トマトには、上記のビタミンの他に、ガンを予防する効能がある「クロロフィル・ステロール」という栄養成分が、多く含まれています。

また、トマトの赤い色素であるリコピンは、体に有害な活性酸素を抑える働き(抗酸化作用)があり、老化の進行や生活習慣病を、防ぐ栄養成分です。

ちなみに、抗酸化作用がある代表的なビタミンには、ビタミンC、Eなどがあります。

注意点

トマトは低カロリーで、少量でも満腹感がありますが、食べ過ぎると体を冷やすことがあります。特に、冷え性の人や胃腸の弱い人は、食べ過ぎにはご注意ください。

トマトの旬

温室栽培で一年中販売されていますが、栄養が多く一番おいしいのは、5月〜9月の夏場です。

トマト_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 19kcal
・ビタミンC 15mg
・ビタミンB6 0.08mg
・食物繊維 1g
・カリウム 210mg
・βカロテン(ビタミンA) 540μg
・ビタミンE 1.1mg
・葉酸(ビタミンB群) 22μg
・リン 26mg
・リコピン 

*上記の数値は、生トマトの栄養の含有量です。

上手な摂り方

トマトに含まれるリコピンは、生で食べるより油で炒めると、体への吸収がよくなります。

また、グルタミン酸と呼ばれる「うまみ成分」が含まれていて、シチューやスープなどの煮込み料理に、トマトを加えると味に深みがでて、とてもおいしくなります。

ただ、トマトに含まれるビタミン類(特にビタミンC)は熱に弱いので、長時間の加熱調理によって、損失が大きくなります。

保存方法

トマトは高温に強く低温に弱いので、冷蔵庫で保存するときは10℃前後が、目安になります。

保存時にはヘタを取って、空気を抜いたポリ袋に入れ、野菜庫に入れておくと栄養、ビタミンの損失が少なくなります。

もし、長期間保存したいときは、冷凍庫で凍らせておけば、いろいろな煮込み料理や炒め料理に、使うことができ便利です。






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