高脂血症

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効果的な栄養、ビタミン

脂質

食べ過ぎや運動不足で、体に脂肪が貯まると、血液中のコレステロールが多くなり、高脂血症の原因になります。
脂質は、1gあたり約9kcalのエネルギーがあり、肥満の一番の原因です。

脂質は、肉類や卵類などに多く含まれ、特に肉の脂肪やバターは、コレステロールを増やすので、高脂血症の人は避けたい食べ物です。

<関連ページ>
脂質|栄養素  ・脂質が多い食品と摂り方

ビタミンB2

ビタミンB2は、脂質をエネルギーに変える働きがあるので、脂質を多く摂る人は、ぜひ摂取してもらいたいビタミンです。

<関連ページ>
ビタミンB2の働き・作用  ・ビタミンB2が多い食品・食材
ビタミンB2の1日の摂取量  ・ビタミンB2の欠乏・不足

糖質(炭水化物)

糖質は、脂質に比べすぐにエネルギーに変わるので、体内で脂肪に変わる割合は少なくなっています。

また、1gあたり約4kcalのエネルギーのため、高脂血症になるケースは、脂質の取り過ぎほどではありません。

しかし、糖質も多く摂りすぎると、体内に脂肪として貯えられるのは、脂質と同じなので注意しましょう。

<関連ページ>
糖質(炭水化物)|栄養素  ・糖質の消化と代謝
糖質が多い食品と摂り方

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質(炭水化物)をエネルギーに変える働きがあるので、糖質が多い甘い物やごはん類を多く摂る人は、不足しないようにしましょう。

<関連ページ>
ビタミンB1の働き・作用  ・ビタミンB1が多い食品・食材
ビタミンB1の1日の摂取量  ・ビタミンB1の欠乏・不足

食物繊維

食物繊維は、消化吸収されることはなく、体外に排出される栄養素で、ビタミンのような働きはありません。

しかし、食物繊維を多く摂ることによって、脂質や糖質、コレステロールの吸収がゆるやかになり、血液中の血糖値が急に上昇するのを、防ぐ効果があります。

また、腹もちがいいため、すぐにお腹がすくことがなく、食べ過ぎや間食を防ぐ効果もあります。

高脂血症が気になる人は、野菜や食物繊維の多い、ところてん、こんにゃく、海草類、キノコ類を多く摂るようにしましょう。

<関連ページ>
食物繊維|栄養素  ・食物繊維の種類  ・食物繊維が多い食品と摂り方

高脂血症の基礎知識

高脂血症とは、血液中の脂質の量が基準値よりも、多い状態のことです。この状態が長く続くと、血管の内壁にコレステロールが付着して、血管が硬くなったり、動脈内部が狭くなり、血液の流れが悪くなります。

このため、動脈硬化、心筋こうそく、狭心症など、さまざまな生活習慣病のリスクが高くなります。
(ただ、高脂血症になっても、自覚症状を感じることは、ほとんどないので要注意です。)

高脂血症の原因は、肥満や運動不足、遺伝などで、次のような種類に分けられています。

高コレステロール血症

血液中のコレステロールが多過ぎるタイプと、悪玉コレステロール(LDL)が多いタイプがあります。高脂血症の人は、このどちらかのタイプがほとんどで、全体の90%以上をしめています。

*善玉コレステロール(HDL)は、血中のコレステロールを抑え、動脈硬化を防ぐ効果があります。

高中性脂肪血症

血液中の中性脂肪が、基準値よりも多いタイプの高脂血症です。高脂血症の中では、20〜30人に1人ほどで、その割合は多くありません。

遺伝性の高脂血症

ごくまれに遺伝が原因で、高脂血症になるケースもあります。食べ過ぎや肥満でもないのに、家族の多くが高脂血症であることがあります。

特に、血液中のコレステロール値が、300mg/dl以上の場合は、遺伝が原因になっている場合が多いのです。

高脂血症の診断

高脂血症の診断は、2〜3週間の間隔をあけて2回測定し、2回とも測定値が基準を超えていると、高脂血症と診断されます。

測定内容は、下記の3つを測定することになっています。

<高脂血症の基準> 単位:mg/dl
測定内容 正常値 高脂血症
総コレステロール 200未満 220以上
・閉経後の女性は240以上
・300以上の場合は、
遺伝の疑いがあるので、精密検査が必要
中性脂肪 150未満 150以上
LDL(悪玉)
コレステロール
120未満 140以上
LDLコレステロールは、測定が難しいので、
診断しない場合もあります。

*上記の測定値のうち1つでも、基準値を超えていると、高脂血症と診断されます。






◇病気の症状解消_栄養・ビタミン
便秘
生理痛・生理不順
高血圧
歯周病
神経痛
動脈硬化

骨粗鬆症
・高脂血症
不眠症
認知症、物忘れ
アトピー性皮膚炎
貧血
低血圧
口内炎、口角炎
不妊症
糖尿病

◇悩み解消_栄養・ビタミン
疲労感、だるさ
冷え性
眼の疲れ、ドライアイ
風邪
スポーツ、運動
ダイエット
ストレス
しみ、そばかす
肩こり
頻尿(トイレが近い)
精力の減退
お酒を多く飲む(飲酒)
食欲不振
頭痛、片頭痛
肌荒れ、にきび
むくみ
薄毛、脱毛
集中力をつける
タバコ(喫煙)
下痢