骨粗鬆症

ビタミン|栄養素116症状、悩み一覧_栄養素 > 骨粗鬆症

効果的な栄養、ビタミン

ビタミンD

ビタミンDは、まず食べ物から消化されたカルシウムを腸で吸収して、次に血液によって骨まで運びます。そしてカルシウムを、骨に沈着させる働きがあります。

ビタミンDは、この一連の代謝をスムーズに行うときに、なくてはならない栄養素です。わかりやすくいうと、カルシウムの運搬から組立てまでを、任されているのです。

ただビタミンDは、カルシウムを骨に沈着させる働きと同時に、体内のカルシウム濃度を一定に保つ働きもあり、場合によっては骨のカルシウムを、溶かすこともあります。

<関連ページ>
ビタミンDとは  ・ビタミンDの働き・作用  ・ビタミンDが多い食品・食材
ビタミンDの1日の摂取量  ・ビタミンDの欠乏・不足

ビタミンK

骨は、コラーゲン(骨の下地)にカルシウム、マグネシウム、リンが沈着することで、丈夫な骨に成長します。

ビタミンKは、骨組みであるコラーゲンとカルシウムを結びつけると同時に、カルシウムが溶け出すのを防いでいます。

ビタミンDと違い、骨からカルシウムを溶かすことはないので、骨粗鬆症の治療でもよく使われています。

<関連ページ>
ビタミンKの働き・作用  ・ビタミンKが多い食品・食材
ビタミンKの1日の摂取量  ・ビタミンKの欠乏・不足

カルシウム、マグネシウム、リン

この3つのミネラルが骨の主成分で、中でもカルシウムの割合が一番多くなっています。ただし、カルシウムだけでなく、マグネシウムやリンもないと、丈夫な骨にはなりません。

また、ビタミンDを多く含む食品と一緒に摂ると、骨粗鬆症には効果的です。

なお、血液中のリンが多くなりすぎると、骨からカルシウムが溶け出して、骨が弱くなります。

骨粗鬆症の基礎知識

骨粗鬆症とは、骨に含まれるミネラルが減少して、骨の中がスカスカになりもろくなった状態です。誰でも加齢による、ミネラル(特にカルシウム)の減少は、ある程度避けることはできません。

しかし、これが限度を超えると、ちょっと転んだりつまずいたりしただけで、簡単に骨折するようになります。このため、高齢になるほどビタミンDやビタミンKを、十分摂ることが必要になります。

骨粗鬆症は、男性にもみられますが、女性の方が圧倒的に多くなっています。特に、閉経後で高齢になるほど多く、症状も重くなります。

女性の場合、エストロゲンという女性ホルモンが、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあります。(ビタミンKと同じ働き)

しかし、閉経後はエストロゲンの分泌が減少して、その結果カルシウムが溶け出しやすくなり、骨がもろくなると考えられています。

骨粗鬆症の骨折では、大腿骨頸部(太ももの付け根)や手首の骨折、背骨が折れる脊椎圧迫骨折などの、大ケガも多くなっています。

最近では、若い女性でも、運動不足や無理なダイエットによるビタミン、ミネラルの不足によって、骨粗鬆症になるケースも増えています。

ちなみに、適度な運動で骨を刺激すると、弱い部分が自然に強化されて、なかなか骨折しない、丈夫な骨になることが実験で証明されています。






◇病気の症状解消_栄養・ビタミン
便秘
生理痛・生理不順
高血圧
歯周病
神経痛
動脈硬化

・骨粗鬆症
高脂血症
不眠症
認知症、物忘れ
アトピー性皮膚炎
貧血
低血圧
口内炎、口角炎
不妊症
糖尿病

◇悩み解消_栄養・ビタミン
疲労感、だるさ
冷え性
眼の疲れ、ドライアイ
風邪
スポーツ、運動
ダイエット
ストレス
しみ、そばかす
肩こり
頻尿(トイレが近い)
精力の減退
お酒を多く飲む(飲酒)
食欲不振
頭痛、片頭痛
肌荒れ、にきび
むくみ
薄毛、脱毛
集中力をつける
タバコ(喫煙)
下痢