ビタミンB6の働き・作用 |
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ビタミン|栄養素116 > ビタミンB6 > 働き・作用 主な働きと作用ビタミンB6は、三大栄養素の内、脂質とたんぱく質の代謝で、重要な働きをしている栄養素です。 たんぱく質の代謝を行う私達の身体を構成している筋肉、内蔵、皮膚、ホルモンなどのほとんどは、たんぱく質からできています。 食品から、たんぱく質を吸収するときは、まずアミノ酸に分解し、身体を構成するための「体たんぱく質」が作られます。 そして、この体たんぱく質をいろいろ組み合わせて、身体を作り上げますが、このとき必要になるのが、ビタミンB6の働きです。 たんぱく質そのものは、アミノ酸が多数結合したもので、そのままでは大きすぎて、腸から吸収できません。一度それをアミノ酸に細かく分解してから、改めてたんぱく質を作り直すのです。 また、使われずに余ったアミノ酸は、分解してエネルギーとして使われますが、このときもビタミンB6が必要になります。 つまり、たんぱく質を多く摂れば、それに比例してビタミンB6も、摂取しなければならないのです。 皮膚の再生や女性ホルモンを整えるビタミンB6は、身体中にたんぱく質(アミノ酸)を供給する働きがあります。特に、皮膚の新陳代謝への影響が大きく、ハリやツヤのある、みずみずしいお肌を作るには、ビタミンB6がとても大切になってきます。 また、大量に摂取すると、女性ホルモンのアンバランスからおこる、月経前症候群(PMS)を、抑えることも知られています。 月経前症候群とは、月経が近ずくとおこる、肩こりや腰痛、イライラ感、気分の落ち込みなどの不定愁訴(ふていしゅうそ)のことです。 原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が多くなり、血液中のビタミンB6の濃度が低くなるためです。 また、ピルを常用している女性も、ホルモンの関係で、服用していない人よりも多くのビタミンB6が必要になっています。 このようにビタミンB6は、お肌や妊娠に大きく関わっているので、女性にとってはとても重要なビタミンといえます。 神経伝達を支える神経細胞の間で、情報の受け渡しをしている物質は、「神経伝達物質」と呼ばれています。 ビタミンB6は、この神経伝達物質の合成にも関係し、日常の神経の働きに支障がないようになっています。 もし、極端にビタミンB6が不足すると、神経の情報伝達が上手くいかず、すぐに興奮したり、けいれんが起きたりします。 ◇ビタミンB6 コンテンツ一覧 |
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