ビタミン|栄養素116 > ナイアシン > 多い食品・食材
含まれる食品は多い
ナイアシン(ビタミンB群)は、動物性食品、植物性食品のどちらにも多く含まれています。特に、マグロやカツオ、豚レバー、牛レバーなどに多く、その他、大豆や卵などにも含まれています。
これらの食品には、「トリプトファン」という物質も含まれていて、このトリプトファンはアミノ酸の一種で、体内でナイアシンに作り変えられることが、知られています。
つまり、普通の食事をしていれば、ナイアシンが不足することは、ほとんどないといってよいでしょう。
ただし、大量のお酒を飲む人は、それに比例してナイアシンも消費されるので、食品やサプリメントから摂取を心がける必要があります。
ナイアシンが多い食品・食材
食品の可食部100gあたりに、どのくらいのナイアシンが含まれているのかと、一食あたりの食品、食材の目安を、一覧にしたのが下表です。
<ナイアシンの含有量と食品の目安>
食品名 |
ナイアシンの含有量 |
一食の食品、食材の目安 |
マグロ |
20.7mg |
1切れ 70gでは14.5mg |
カツオ |
19.0mg |
1切れ 70gでは13.3mg |
たらこ |
49.5mg |
1/2腹 30gでは14.9mg |
さんま |
7.0mg |
中1尾 120gでは8.4mg |
さば |
10.4mg |
1切れ 80gでは8.3mg |
ぶり |
9.5mg |
1切れ 80gでは7.6mg |
豚レバー |
14.0mg |
50gでは7.0mg |
牛レバー |
13.5mg |
50gでは6.8mg |
落花生 |
17.0mg |
1/4カップ 30gでは5.1mg |
スルメ |
14.1mg |
1/5枚 25gでは3.5mg |
玄米 |
2.9mg |
1杯 120gでは3.5mg |
その他、かじき、さわら、焼き豚、マイワシ、大豆、卵なども、ナイアシンを多く含む食品・食材です。 |
*文部科学省 五訂日本食品標準成分表より
*1mg(ミリグラム)とは、千分の一グラムのことで 1000mg=1g
*含有量はmgNEで表示するときもありますが、これはナイアシン当量と
呼ばれ、
ナイアシン1mgNE=ニコチン酸1mg=トリプトファン60mgで計算します。
1日あたりの摂取量
1日あたりのナイアシンの摂取量は、次のようになっています。
<男性>
・推定平均必要量
18〜49才・・・13、50〜69才・・・12、70才以上・・・9
・推奨量
18〜49才・・・15、50〜69才・・・14、70才以上・・・11
・上限量
18才以上・・・300(100)
<女性>
・推定平均必要量
18〜49才・・・10、 50〜69才・・・9、 70才以上・・・7
妊婦ではプラス0〜2、 授乳婦ではプラス2
・推奨量
18〜49才・・・12、 50〜69才・・・11、 70才以上・・・9
妊婦ではプラス0〜3、 授乳婦ではプラス2
・上限量
18才以上・・・300(100)
*単位は全てmgNEです。
*上限量はニコチンアミドの量で、( )の数値はニコチン酸の量です。
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