いちじく_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

いちじくに含まれるビタミンやミネラルなどの栄養は、バランスよく含まれています。しかし、全般的に含有量が少なく、栄養の補給の面からみると、適したフルーツとはいえません。(いちじく独特の食感は魅力ですが。)

ただ、いちじくには「ペクチン」と「フィシン」という、体に有効な栄養成分が、含まれています。

ペクチンとは、食物繊維の仲間で、腸の働きを整え、便秘の予防や改善に効能があります。1日に3〜4個食べると、便通がよくなります。

一方、フィシンとは、たんぱく質を分解する酵素のことで、消化を助け胃の負担を軽くします。特に、肉や魚類などのたんぱく質が多い食品を、たくさん食べた後に、いちじくを食べると胃のもたれがなくなります。

ちなみに、たんぱく質を体の材料にするときは、ビタミンB6が必要ですが、いちじくには、100gあたり0.07mgのビタミンB6が、含まれています。

ただ、ビタミンB6の1日あたりの必要量は、成人の男女で1.0mgなので、十分な含有量でないのが残念です。

注意点

いちじくの茎からでる白い乳液で、口の周りに炎症(口角炎)が、できる人がいます。また、食べ過ぎると下痢になることがあります。

いちじくの旬

8月〜10月頃が栄養、ビタミンが豊富で、おいしく食べられます。いちじくの品種によっては、多少、旬の時期に違いがあります。

いちじく_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 54kcal
・ビタミンB1 0.03mg
・ビタミンB6 0.07mg
・ビタミンC 2mg
・βカロテン(ビタミンA) 18μg
・ビタミンB2 0.03mg
・ビタミンE 0.4mg
・食物繊維 1.9g

*この数値は、生のいちじくの栄養の含有量です。

上手な摂り方

生のままでは、長期保存ができないので、なるべく早く食べるのが良いでしょう。最近は、いちじくを乾燥させて、ドライフルーツにしたり、シロップ煮やジャムとして売られることも多くなりました。

保存方法

いちじくは、低温や高温、乾燥に弱いので、冷蔵庫に入れないで、暗い所で常温のまま保存すると良いでしょう。






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