ビタミンB13、B15、Bt

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ビタミンB13とは

ビタミンB13は、牛乳から発見された栄養素で、体内で合成されることがわかり、現在は、ビタミン様作用物質として扱われています。

ビタミンB12や葉酸の代謝(体内での化学反応)を助ける働きがあり、肝臓病の予防やアンチエイジング(老化防止)の効果があります。

主に、脂肪肝などの治療薬に使われるケースが多く、別名オロット酸とも呼ばれています。

ビタミンB13が多く含まれる食品には、ビール酵母、小麦胚芽、にんじん、さつま芋、じゃが芋などがあります。

ビタミンB15とは

ビタミンB15は、別名パンガミン酸とも呼ばれ、活性酸素を抑える抗酸化作用があります。

抗酸化作用があるビタミンには、ビタミンE、Cがありますが、これらとビタミンB15を一緒に摂ると、その効果が高くなります。

ビタミンB15の主な働きには、
 ・肝臓の機能を高めて、体内の有毒物質を排出する
 ・肝硬変の予防
 ・免疫機能を向上させ、病気への抵抗力を高める
 ・細胞の老化を抑える
などがあります。

ビタミンB15は、ゴマ、かぼちゃの種、玄米、小麦、ビール酵母などに、多く含まれています。

ビタミンBtとは

ビタミンBtは、カルニチンとも呼ばれる栄養素で、発見されたときはビタミンB群の仲間と、みられていました。

しかし、アミノ酸とビタミンCによって、体内で合成されることがわかり、現在は、ビタミン様作用物質に区分されています。

主な働きには、高血圧の予防、利尿効果、胃液の分泌を盛んにするなどがあります。ビタミンBtを多く含む食品には、牛肉、豚肉、カツオなどがあります。






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