きゅうり_栄養・ビタミン

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特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

きゅうりはビタミンも少なく、栄養豊富な食品とはいえませんが、カリウムが多く含まれている野菜です。

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するため、高血圧の予防に効能があります。また、利尿作用によって肌のむくみを取ったり、夏場の熱中症対策にもなる栄養です。

ビタミン類は、βカロテン(ビタミンA)やビタミンCが、比較的多く含まれています。

βカロテンは、皮膚や粘膜を保護、眼の機能を保つ、ガン予防などの効能がある栄養成分です。

ビタミンCは、ストレスや活性酸素から体を守ったり、しみ、そばかすの原因である、メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあります。

ただ最近、多くなった温室栽培のきゅうりは、天然のきゅうりと比べると、栄養、ビタミンの含有量が少なく、味も落ちるようです。

なお、きゅうりは食べ物以外としても、軽いやけどや霜やけ、切り傷の応急処置に利用できます。きゅうりのおろし汁を、傷口に塗るだけで、炎症を抑える効能があります。

注意点

きゅうりは体を冷やすため、胃腸の弱い人や冷え性の人は食べ過ぎないように注意しましょう。

含まれる栄養は、βカロテン(ビタミンA)やビタミンC以外はごく少量で、食物繊維も野菜の中では少ない方です。

きゅうりの旬

温室栽培によって一年中出回っていますが、栄養が豊富でおいしく食べられるのは、5月〜9月の夏場です。

きゅうり_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 14kcal
・ビタミンB1 0.26mg(ぬか漬け)
・ビタミンK 34μg
・カリウム 200mg
・βカロテン(ビタミンA) 330μg
・ビタミンC 14mg
・葉酸(ビタミンB群) 25μg
・食物繊維 1.1g

*上記の数値は、生きゅうりの栄養の含有量です。

上手な摂り方

きゅうりは、ぬか漬けにするとビタミンB1が約9倍に増え、夏バテや疲労回復に効果があります。ビタミンB1が多く含まれる代表的な食べ物は、うなぎの蒲焼きで、100gあたり0.75mgの含有量です。

なお、きゅうりにはビタミンCを分解する酵素が含まれているので、食べあわせには気をつけましょう。

保存方法

きゅうりは、冷やしすぎや乾燥で傷みやすく栄養が減少するので、ラップや新聞紙で包んで、冷蔵庫の野菜庫で保存するのがコツです。

新鮮なきゅうりは、ヘタがみずみずしいので、黒ずまないうちに食べるようにしましょう。






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