モロヘイヤ_栄養・ビタミン

ビタミン|栄養素116野菜の栄養・ビタミン > モロヘイヤ

特徴と栄養素・ビタミン

効果、効能

モロヘイヤはビタミン全般、特にβカロテン(ビタミンA)やビタミンB2が非常に多く、ミネラルも多い栄養豊富な野菜です。

モロヘイヤの葉や茎にある独特のネバネバは、「ムチン」と呼ばれる栄養成分で、オクラにも含まれているたんぱく質の仲間です。

このムチンは、胃や腸の粘膜を保護して、たんぱく質の消化、吸収を助け、血液中の血糖値やコレステロールを、下げる効能があります。

βカロテン(ビタミンA)は、眼の機能を正常に保ち、夜盲症(とりめ)を防ぐ効果があります。

また、網膜や皮膚を保護して、外部からの細菌やウィルスの侵入を防いだり、免疫力を高め、ガンをはじめ心臓病、動脈硬化を防ぐ効能もあります。

ビタミンB2の含有量の多さもモロヘイヤの特徴で、栄養が多いほうれん草の約2倍ほど含まれています。このビタミンB2の効能は、主に次の3つがあります。

1)
脂質(肉や植物油の脂)から、エネルギーを作るときに必要な栄養です。ビタミンB2が不足すると、体に脂肪が貯まりやすくなるので、肉をよく食べる人や太り気味の人は、ぜひ摂ってもらいたいビタミンです。

2)
体に有害な活性酸素を抑える働き(抗酸化作用)があり、生活習慣病や老化を予防します。抗酸化作用があるビタミンは、ビタミンA、C、Eなどもよく知られています。

3)
細胞が新しく作られたり、再生されるときに必要な栄養で、成長期の子供には特に大切です。このためビタミンB2は、「発育、成長のビタミン」ともいわれています。

モロヘイヤの旬

おいしくて栄養も多くなるのは、主に7月〜9月の夏場です。

モロヘイヤ_栄養、ビタミンの摂取

主な栄養、ビタミン(100gあたり)

・カロリー 38kcal
・ビタミンK 640μg
・ビタミンB2 0.42mg
・ビタミンC 65mg
・βカロテン(ビタミンA) 10000μg
・ビタミンB1 0.18mg
・葉酸(ビタミンB群) 250μg
・食物繊維 5.9g

*上記の数値は、生のモロヘイヤの栄養の含有量です。

上手な摂り方

新鮮なモロヘイヤは、茎の切り口や葉先が変色していなく、葉全体が濃い緑色をしています。長時間の加熱調理では、栄養、ビタミンが多く失われるので、サラダやスープの具などに使うとよいでしょう。

保存方法

買ってきてから2日ぐらい保存するときは、保存袋に入れて野菜庫に入れておきます。

モロヘイヤを長期保存したいときは、葉と茎を切り分け、軽く下ゆでしてから水をよく切って、冷凍庫で凍らせておけばよいでしょう。





◇野菜の栄養・ビタミン コンテンツ一覧
アスパラガス_栄養・ビタミン
オクラ_栄養・ビタミン
きゅうり_栄養・ビタミン
小松菜(こまつな)_栄養・ビタミン
春菊(しゅんぎく)_栄養・ビタミン
玉ねぎ_栄養・ビタミン
トマト_栄養・ビタミン
人参(にんじん)_栄養・ビタミン
パセリ_栄養・ビタミン
山芋(やまいも)_栄養・ビタミン
れんこん_栄養・ビタミン
枝豆_栄養・ビタミン
かぼちゃ_栄養・ビタミン
ごぼう_栄養・ビタミン
さつまいも_栄養・ビタミン
セロリ_栄養・ビタミン
とうもろこし_栄養・ビタミン
ニラ_栄養・ビタミン
ネギ(長ネギ)_栄養・ビタミン
・モロヘイヤ_栄養・ビタミン
レタス_栄養・ビタミン